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確定申告とは

確定申告って?

確定申告って名前だけは知っているけど

毎年3月頃になると「確定申告」という言葉を書店やテレビのニュースで見かけたりしませんか?
たぶん、税金に関係することなんだろうなあと思っても、関わったことがないために良くわからない、という方が多いのではないでしょうか。

簡単に言えば、自分で納税額を計算して報告する制度

日本では個人が得る利益に対して税金がかけられます。これが所得税です。
また、所得税について「申告納税制度」、つまり「自分が納める税金の額を自分で計算して自分で申告する制度」がとられています。
この制度は、戦後の1947年の税制改正によって導入され、現在まで続いています。
なお、それまでは納税者が申告するのではなく、税務署などの税務官庁等が決定して納税者に通知する方法である「賦課課税制度」がとられていました。

毎年2~3月頃に大騒ぎしている「確定申告」というのは、特にわたしたちに一番身近な個人の「所得税」についての「申告納税制度」による申告のことを指しているのです。

なにが確定なの?

ちなみに、確定申告の「カクテイ」とは何でしょうか?
申告納税制度が導入された当時は、その年の所得の予定額をあらかじめ申告(予定申告)しておき、翌年に最終的な所得額を「確定」して申告するという制度であったため、「予定」申告に対して、「確定」申告という言葉が使われたそうです。

現在では、予定申告は申告する必要のない「予定納税制度」に改められていますが、1年が終わった後、確定申告によって最終的な所得額が確定するという点は変わっていないことからか、引き続き「確定」申告と呼ばれています。

また確定申告には、源泉徴収されている税金、予定納税で納めた税金などと最終的に計算された税金を比較して、精算する機能もあります。

ほかに確定申告の仲間として、還付申告、修正申告、準確定申告という申告もあります。

確定申告をしなければいけない方、した方が良い方

では、誰が確定申告をしなければならないのでしょう?

原則、所得のある(利益を得た)個人は確定申告をして、所得税を納税しなければいけません。
また、事前に源泉徴収などで納めていた税金が、最終的に納めすぎていた場合、確定申告をすれば税金が戻ってきます。
さらに、所得税の計算上、損失が発生した場合、翌年以降に繰り越せる場合があるので、その場合も確定申告したほうが有利です。

つまり、お金を稼いでいるほとんどの方が確定申告をしなければならない、またはした方が良いということになります。

しかし、自営業者や会社員の一部の方を除いては、「えっ、そうなの?確定申告なんてしたことない」という方も多いのではないでしょうか?

これには源泉徴収と年末調整というシステムが関係しています。これらも確定申告同様、よくお聞きになっている言葉かと思います。

給与所得者は毎月の給料からおおよその税金が源泉徴収というかたちで会社から国に納められています。
それを、年末に会社がそれぞれの事情を考慮して1年間の正しい税額を算出し、納めすぎていたら給与とあわせて還付し、足りなかったら12月の給与から徴収します。これが「年末調整」です。(年末に過不足を調整するから年末調整です。カンタンですね)

つまり、みなさまがお勤めしている会社が代わりに「確定申告」をしてくれているのです。
そのため、会社から給料をもらっている多くの方々は、自分では確定申告をする機会がありません。

ただし、医療費や住宅取得に関する控除など、年末調整では考慮してくれない事項もあるので、その場合は自分で確定申告する必要があります。
そのほか、給与所得者であっても年収が2,000万円以上の方や2ヵ所以上から給与をもらっている場合などは確定申告しなければなりません。

今まで知らず知らずのうちに接してきたかもしれない「確定申告」。もしかしたら、申告しなければいけないのに、していなかったり、気づかないうちに、還付でトクする機会を逃がしていたかもしれません。今まで知らなかった方も、面倒くさいと思って避けていた方も「確定申告」に対する正しい知識を身につけて、挑戦してみてはいかがでしょうか?